定期的に行われる松山城歳時記化計画。今回は2月14日、バレンタインデーの開催となった。
午前10時にロープウェイ乗り場に集まったのは鯛飯、キム、恋衣、ひでやん&まこち親子、松山東高校のジョニー&ケミカル&キリキ、若狭、花香の10名(敬称略)。
今回は時期的に季語が少ないのではないかという声もあり、目を凝らし耳を澄ましての季語調査を始めた。いつもどおりのルートで松山城を目指して歩き出し、バードウォッチングの得意な鯛飯氏に鳥の声や特徴を教えてもらいつつ、花のつぼみや団栗、柑橘類に足を止めた。上に登っていくほど花が増え、足元には日本蒲公英、空を仰げば早咲きの桜が目に入った。のんびりと散策し、城の上まで来ると鮮やかな紅梅! ……と、よしあきくんが出迎えてくれた。そこで途中参加の游士&タケニーの二人を加え記念写真を撮り、昼食をとりに「べこ屋」まで移動。
食後、残念ながら用事のため鯛飯、恋衣、游士の3名は解散したが、一同は「坂の上の雲ミュージアム」へ。そこで土曜コンサート、創作舞踊家の木室陽一氏によるコンテンポラリーダンスを観賞した後、いよいよ公開句会を始めた。ほとんどの客はコンサートが終わると帰ってしまったが、俳句初心者で、投句はまだ自信がないという新田青雲の生徒一名が選句に参加してくれて、アットホームで初々しい雰囲気の中、スクリーンに表示された句に鑑賞を述べていった。

桜並木咲きし桜を思いつつ タケニー
幾万の物の芽そよぐ内耳かな ジョニー
ひこばえや折り紙みたいな空の色 花香
紅梅や松山藩の藩主かな まこち
春空に古木は半身を思ふ ひでやん
ゴンドラのしづかなる日の余寒かな ケミカル
棟梁の梅や大樹の膨らみぬ キリキ
梅ふふむ銃後の海の堅さかな 若狭
青空の下にニッポンの蒲公英 チャンヒ

最高点はキム チャンヒ&ひでやんの2人。共に吟行句らしく、写生を生かした句だった。ちなみにひでやん氏の句だが、落雷を受けたか朽ちて半分になってしまったか不明の、存在感のある古木があり、また、吟行中に息子のまこちの姿が見えなくなり、半身が割かれる思いをしたというエピソードがあった。
他、「蘖(ひこばえ)」とは切り株や弱った幹から若芽が出ることと知ったり、選評で「銃後」とは銃=戦争をしている所から見た後ろ=送り出した人や土地と知ったり、実りの多い会になったのではないかと思う。
最後に、吟行で撮った写真に自分たちの句を合わせたスライドショーを見て、余韻に浸りつつ終了した。
余談だが、創作意欲の湧いた高校生たちはそのまま次の作句活動に移り、後に行われる俳句対局の練習までしてバレンタインデーを過ごしたようだ。

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